”脚本家”のエデン

竜胆や萃香を舞台に招いた張本人。


”台本”を使って”役者人形”達を操り、『終わらない人形劇』を続けている脚本家の人形。


元々は人気な遊園地内にある人形劇場の人形で、多くの人から愛されていた。

しかし徐々にその人気も廃れ、遊園地は廃墟となり人々からは忘れ去られてしまった。

”役者人形”達を作った男は、その深い悲しみを抱えたまま自ら命を絶ち、

彼が作った中で一番気に入っていた人形に魂が憑依する。



それが”脚本家”のエデン。


彼は愛する”役者人形”達を呼び起こし、『終わらない人形劇』の幕を上げた。


”真っ白で行儀の良いお客様”も沢山呼び込んで、


輝きと愛に満たされていたあの頃を夢見ながら。




「より良い劇を作るためには、新たな”役者”も必要……ですかね。」


「…おっと、この劇場内は”火気厳禁”ですよ?」

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