俺は剣。感情を殺された、アナタの為の生きた刃。
それでも私は夜明けを信じたいんだよ。
本当は……私の事も、彼の事も…誰も知らない場所へ、共に逃げ出したかった。
俺なんかより先にくたばってんなよ……救いよう無くなるぜ、アンタ。
人を見た目で判断すると、痛い目に遭うよ。
人殺しを仕事としているからこそ、死者を弔うべきではないのか?
この国には、民が全員幸せになれる道はないんですか…?
さあ皆、日が暮れてきたからそろそろ帰ろうか。
この俺こそが、この国で一番正しく偉大な存在なのだ。
さぁ、貴方も私の館へご招待致しましょう……。
醒めない夢で僕を苦しめているのはお前か!?